航海日誌

【団役員コメント：八木 英一郎】
33日間の研修を終え清水港まで戻ってまいりました。研修期間を通じて、全研修学生・団役員ともに大きな病気や怪我はありませんでした（ただし、船酔いは除きます）。今回の海外研修航海の最も大きなイベントは本研修14日目に行われたマジェロでのCMI（マーシャル諸島短期大学）との学生シンポジウムでした。船内でシンポジウムの準備を進めていく中で学生達の意識がシンポジウムに向けて徐々に変化していく様子がうかがえました。また本研修28日目に宮古島で実施した漂着ゴミを回収するビーチクリーンの際には、集まったゴミ（ペットボトル41袋、可燃ゴミ175袋、ビン11袋、漁具、蛍光灯、ライターなど、宮古新報3月20日版による）を、望星丸への荷物搬入で鍛えた？バケツリレーの要領で、協力し手際よく運んでいました。一方、今回の海外研修航海では、全国のキャンパスから集まったほぼ初対面の学生が1つのコミュニティを形成し、約1ヶ月間生活をしていきますが、生活していく中では当然様々なトラブルや対立が生じます。今回のハイライトは水騒動？（詳細を知りたい方は参加者から直接聞いて下さい）でしょうか。何はともあれ、第53回海外研修航海は無事終了しました。参加した学生一人一人が、今回のテーマ「行こう太平洋　きっとなにかがある」にある通り、「なにか」をつかんだ意義深い体験となったのではと思います。今回の航海を終えるに際して、安全運行で学生や団役員からの質問などにも丁寧に答えていただいた望星丸の乗組員の皆様、寄港先でお世話になった方々、その他研修実施にあたってご支援をいただいた方々に感謝をし、航海日誌を終えたいと思います。

【生活班コメント】
田川　楓子
ついに今日で33日間の海外研修航海が終了します。私たち4班は全員が帰港式役員を務め、帰港式が良いものとなるよう準備を進めてきました。決して楽しいことだけではない様々な出来事を乗り越え、成長した姿を皆様に見せることはできたでしょうか。この研修では関わった全ての人から多くの影響を受け、自分を見つめ直す機会にもなりました。私にとって参加して良かったと心から思える貴重な経験であり一生の宝物です。素晴らしい出会いと支えてくださった方々に感謝します。

志津　七海
本日をもって、33日間の海外研修航海を無事に終えることが出来ました。33日間の研修は長いように思われますが、毎日が充実していて、あっという間に過ぎ去ってしまいました。振り返ると、航海中には洋上講座や運動会、星空観測会などの行事があり、興味関心の多い毎日でした。また、各寄港地では、陸のありがたみを感じながら、寄港地研修や買い物を楽しみました。
私が毎日幸せに過ごせた理由は、今回出会った全ての方々のおかげです。本当に感謝の気持ちばかりです。第53回海外研修航海、心から最高でした!!!

本田　馨
今日で無事に海外研修航海が終了しました。不安だらけの中で始まった今回の研修航海でしたが、船上ならではの経験をしたり、異文化に触れたりすることで自分の世界が広がりました。多くの貴重な経験をできたことももちろんですが、4班の皆に出会えたことが何よりの収穫でした。また、電波や水など日ごろ当たり前だと思っていたもののありがたさもよく分かりました。これからも今回感じた感謝の気持ちや縁を大切にしていきたいです。本当に最高の33日間でした。

佐々木　遥花
今日で第53回海外研修航海が終了しました。この研修航海では多くの事を学び、様々な経験をしました。私は今回の研修航海で多くの人とコミュニケーションを取る、自ら学ぼうとする姿勢、みんなを引っ張るリーダーシップなど様々な積極性を学びました。そこで、最後に何か自分もやりたいと思い、帰港式で使うスライドショーの作成をしました。初めての経験で簡単なことばかりではありませんでしたが、4班のメンバーに助けられ無事成功させることが出来ました。共に過ごした仲間、団役員の方々、そして送り出してくれた家族、みんなのおかげで最高の海外研修航海になりました。今回の研修航海で感じたことを忘れず、これからの人生を豊かなものにしていきたいです。本当にありがとうございました。

井野　日和
私は今回の研修航海で一生ものの仲間に出会うことが出来ました。特に4班のみんなとは、最後の日まで行動を共にしました。学部も学年も違う6人が出会い、1ヶ月でこんなにも深い友情を築き上げたと思うととても感慨深いです。また責任者を務めた階段（解団）パーティーは大成功に終わりました。パーティー会場は盛大に盛り上がり、そしてこれまでの日々へ思いを募らせ、感動の涙で包まれました。しかし成功までの道は険しく、価値観の違いで何度も問題が発生しました。それでも共存の道を模索し続けたからこそ、全員が自分の役割を全うして一緒に走り切ることが出来ました。支えてくれてありがとうございました。

冨永　結月
今日で33日間の海外研修航海が終了しました。今回の研修航海では自分が知らなかった自分を知ることができ、成長できた部分がたくさんある旅でした。また、班の仲間と手形アートを作成したり、くだらない話をしたのも最高の思い出です。まだ仲間と過ごしていたい気持ちでいっぱいです。みんな、出会ってくれてありがとう。そして、今回の研修航海に快く見送ってくれた家族にもとても感謝しています。これからも新しい自分を発見し、色々なことに積極的に挑戦していきたいです。