ご挨拶

第54回海外研修航海
森下 達哉団長

第54回海外研修航海研修団 団長
東海大学工学部機械工学科 教授

森下 達哉

充実の32日間にしよう

 第54回東海大学海外研修航海では厳正な選考を経て,品川,湘南,伊勢原,静岡,熊本,阿蘇くまもと臨空,札幌の各キャンパス所属の学生96名が本研修への参加を許可されました.2025年2月11日に清水港を出発し,本研修がはじまるところまで近づいて来ました.

 第54回海外研修航海では,小笠原諸島父島,ミクロネシア連邦ポンペイ島,パラオ共和国コロール島を訪れ各地で研修に取り組むことになります.各訪問地では,歴史,生物,自然環境などを学ぶ多様な研修プログラムとともに,現地学生との交流や海外支援活動見学などが計画されています.洋上航行中の船内では,各キャンパス所属教職員や望星丸乗組員による講義が行われます.その他にも船内各種イベントや洋上クラブ活動があります.ざっと上げるだけでもとても充実した32日間になりそうです.

 さて,団長から研修団の皆さんにお願いがあります.掲げる順序と重要度は関係ありません.
1つ目,いろいろな人と交流することを心がけてください.相手としては,研修学生は言うに及ばず,団役員,乗組員,練習生,寄港地での現地の皆さんが考えられるでしょう.私も船内や寄港地での皆さんとの交流を大変楽しみにしています.
2つ目,ただ指示を待つだけでなく研修団内での役割を積極的に果たしてください.「長」がついたり華々しく目立つことばかりが重要な仕事とは限りませんから役割の内容は問いません.一見地味に見える仕事が大変重要なことである場合があります.そういうところまで目を配るのも団長の役割の一つと考えています.
3つ目,第54回海外研修航海参加者全員が元気に3月14日清水港に帰って来るようにしましょう.私自身にも言えることです.これは海外研修航海に関わる皆さんが掲げていることだと思いますが,無事に帰ることが当然のことと思わず,船内・船外を問わず安全を心がけて日々を過ごすことが必要です.

 最後になりますが,海外研修航海を支えて下さる皆様に向けて申し上げます.まず,ご家族の皆様,長期間の研修にご理解を賜り感謝申し上げます.大切なご家族をお預かりさせて頂きます.研修団参加者の安全を最優先に考えて我々同行する教職員は行動致します.日本に帰国する際の研修団の成長した姿を楽しみして頂きたいと思います.研修中の様子は随時海外研修航海WEBページやSNSを通じて報告させて頂く予定です.

 海外研修航海実行委員会,事務局はじめ大学関係者の皆様には,これまでにも多大なるご支援を頂き感謝申し上げます.ここで全ての方をあげるにはスペースが足りませんが,本当に多くの方の支えのもとに海外研修航海が実施できることを実感しています.日本が春めいてくる頃に計画通りの研修完遂を報告できるよう航海に行って参ります.引き続きのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます.