航海日誌

【団役員コメント：守屋　沙紀】
本研修9日目、午前中は団役員による洋上講座を実施しました。たくさんの質問をしながら普段はなかなか触れることのできない新たな知識を身につけることができたと思います。午後は、それぞれのクラブ活動と海洋調査の丸稚ネットを実施し、伸び伸びとした時間を過ごしていました。明日は洋上イベントの一つであるスポーツ大会です。夕方から明日にかけて、スポーツ大会の準備を頑張っていきましょう。

【生活班コメント】
堀内敬太郎
今日はプランクトン採集を行いました。いろいろな小さな生き物がたくさん海の中にいるのだと知ることができました。そして、実際に顕微鏡で微生物を観察することで、彼らの体の構造を知り、彼らが過酷な環境で生き抜くためのたくましさを実感しました。また今日もアオツラアホウドリをみることができました。普段見られない鳥が当たり前のように、船の上に乗っているのを見て不思議な気持ちになりました。

岡澤晴
今日は、波も穏やかで先日から続いていた体調不良も治り、いつも以上に講義に身が入りました。私が今日の講義の中で特に参考になったのは、福原先生の情報通信についての講義です。自分自身同じ情報系の学部ということもあり、放送と通信の違いなど非常に興味深い講義内容でした。この先も長い航海となりそうですが、多くの学びを得ることができるよう、心身共に気を緩めずに頑張っていきます。

石髙怜
本日は福原先生の講座とクラブ活動がありました。福原先生の講座では通信と放送の違いや、増幅回路、半導体について学びました。私が住んでいる熊本は水の量が多く、純度が高いことから半導体の工場が多いと分かりました。クラブ活動ではソフトボールとバトミントンをしました。船に乗っていると運動不足になるので体を動かすことで健康な体を維持していきたいです。

藤枝慶伍
本日行われた手良村先生の講座では、生物地理学の基礎や、現在の海洋環境におけるサンゴと海流による影響について学びました。手良村先生の講座を受けた後に実施した海洋調査では、採取できたプランクトンがどのような理由でこの場所にいるのか考えました。また、南と北でどのくらいプランクトンの量が変わるのかも気になりました。これからの航海では、出会った生物がなぜその場所にいるのかについて考察していきたいです。

角谷春輝
今日は団役員による講座と海洋調査がありました。海洋調査では丸稚ネットを右舷側からおろし、表層で20分間曳いたのち、入った生物を顕微鏡で観察しました。また、入った生物の量は曳いた時間の割に少なく、午前中の手良村先生の講座で学んだ、外洋におけるプランクトンの密度が小さいことと、外洋の海の透明度の高さを実感しました。

大杉芳輝
本日はお昼頃に気温が30℃近くまで上がり、2月とは思えないほどの暑さとなりました。丸稚ネットを使用したでは海洋調査では、かなりの量のプランクトンを採集することができたため、学生食堂にて顕微鏡を用いて観察を行いました。実際に採集されたプランクトンを見るのは、初めてで有意義な体験をすることができたと感じました。

宮谷生吹
今日は海洋調査に参加しました。海洋学部でも実際に海に出て調査を行う機会は多くないため、貴重な体験になりました。海でみることのできるプランクトンは綺麗で美しく感じました。まだ、海洋生物に詳しくはないですが、今日のような貴重な経験を積み重ねてこれからの授業に活かしていきたいと思いました。