【団役員コメント:手良村 知功】
パラオの自然や歴史、文化について学ぶため、学生たちは6つのツアーに分かれて研修を行いました。私はペリリュー島の見学に引率しました。ペリリュー島は第二次世界大戦にて、日本軍と米軍が激しく争った場所です。今でも破壊された戦車、米軍の艦砲射撃で打ち破られた日本軍の要塞跡、日本軍が隠れていた洞窟(壕)といった戦跡が数多く残っており、当時の戦いの生々しさが伝わってきました。ペリリュー島以外のツアーは、保全地となっているサンゴ礁でカヤックやスノーケリング、パラオの有名観光地であるミルキーウェイでの遊泳、現地の方々との交流イベント、リサイクル工場の見学とガラスマオの滝の見学であり、みなそれぞれの学びがあったことと思います。明日はいよいよ寄港地研修最終日です。残り少ない時間を楽しみ、良い研修としましょう。
【生活班コメント】
津路絢梨
今日は選択研修でペリリュー島とミルキーウェイに行きました。ペリリュー島は、第二次世界大戦の激戦地です。上陸し戦跡を案内していただき、当時の生活や戦いの跡を見学しました。海軍が建設した建物では、攻撃された跡がたくさん残っていましたが、それでもお風呂や階段の跡がよく分かりました。日本軍が使っていた洞窟では、当時の瓶や布などもそのまま残っていました。中は足場が悪く、蒸し暑かったのですが、血や排泄物の匂い、限られた食料や水、大人数が密集して暮らしていたと考えるといかに極限状態であったということを強く感じました。また、博物館を見学したりガイドの方のお話を聞いたりして、改めて戦争の悲惨さを感じました。午後はミルキーウェイに行きました。今まで見たことのないとても綺麗な海を見ることができました。泥パックも全身に行い、とても貴重な体験が出来ました。美しいパラオの海を満喫できて大満足の1日でした。
飯田宮子
今日は選択別研修とグループ別研修というとても濃い1日でした。選択別研修ではパラオの資源循環を学ぶために、リサイクル施設で廃ガラスから作られたグラスに好きな柄を選んでサンドグラスを作る体験をし、ゴミ処理施設を見学しました。見学を終え移動してお弁当を食べ、ガラスマオの滝に向かいました。滝までの道のりは厳しく、まさに「ジャングル」でした。昔使われていたトロッコのレールを、ぬかるみなど難所も多く、時々触るとかぶれる「毒草」もあり、さらに川沿いの石畳では滑らないように注意しながら40分ほどかけて進むと、ようやく滝に到着しました。滝はパラオ最大級というだけあってとても壮大でした。水遊びは今までの価値観を全て覆す心が洗われるような体験でした。その後国会議事堂とパラオ・日本友好の橋を通り望星丸へと帰船している最中です。帰船してすぐグループ別研修が始まります。疲れ果てた私は明日のグループ計画通り動けるのでしょうか。楽しみな気持ち半分、不安な気持ち半分です。
前田陽咲
本日はパラオの選択研修が行われ、私は街中散策のCコースに行ってきました。街中に眠る戦跡をバスで巡り、その後シチズンセンターを訪問しました。老人の方と沢山お喋りをしました。中には純粋な日本人の方や、日本語を話せる現地の方もいらっしゃいました。訪問後は港からスピードボートに乗り込み、ロックアイランドを周遊しました。無人島でお昼を食べ、足だけですが海に入ることが出来ました。Cコースはほぼ全てのコースの場所をボートで巡らせて頂き、手のみでしたがミルキーウェイの泥パックまで堪能させて頂きました。最後の選択研修、忘れられない最高の思い出が出来ました!
後藤紫草
今日は選択別研修とグループ研修の日でした。私は、シュノーケリングを行うDグループでした。まずはボートに乗ってロングビーチまで向かいました。道中、パラオの固有の花を見たりしました。移動用のボートはとても早くてアトラクションに乗っているような感覚でした。通り雨が降ってきた時は、そのしぶきが体に当たると痛いくらいでした。ロングビーチに到着すると、まだ潮が満ちていたため、半分泳ぐ形で砂浜を歩きました。写真を撮ろうとしても、波で体が流されるため難しかったです。次にシュノーケリングを行いました。シュノーケリングは初めてで緊張したけれど、とても楽しかったです。バディの13班脇田がシュノーケリング用のマスクを着けたまま喋るのが面白かったです。ミルキーウェイでは、友人とお互いの顔面に泥を塗りあいました。落とすと、心なしか美白で肌がツヤツヤになりました。心も体も磨かれ新たな船旅を楽しめそうです!
臼井咲希
私は今回、Eコースのマリンスタディズに参加し、パラオの自然や歴史についてシュノーケリングをしながら楽しんで学ぶことができました。ミルキーウェイでは美肌成分たっぷりの泥を全身に塗って楽しみ、オオシャコガイで有名なクラムシティではシュノーケリングをしてシャコガイが口を閉じる瞬間を見ることができました。ビッグドロップオフでは、大きな崖沿いに住んでいる様々な魚を見てパラオの素晴らしい生態について学ぶことができました。カープ島では現地の食材が使われたお昼ご飯を食べたあと、ゆったりした時間を過ごし、狭い船生活のストレスを発散することができました。普段体験することができないことを体験しこの研修航海最後の寄港地の最終日も楽しく学ぶことを意識したいです。
高橋みすず
今日は選択別研修にてパラオの海をボートで走り抜けました。泥パックで自身の肌に泥を塗りたくり美肌に一歩近づきました.その後、カヤックでプロを目指すようにパドル捌きを極めましたが,炎天下の中で行ったため泥パックの美肌効果を相殺してしまいました。昼食はトカゲを見ながら食べました。パラオにきてようやく海に入り、シュノーケリング中に友達がコバンザメを発見していたので、自分も見ようとしたところ海水が私の鼻を襲い、見ることが叶いませんでした。ゲームの中でしかみたことがないような綺麗な海、魚やサンゴを見ることができ、ここでしかない経験をできたと思います。初めての海がパラオということで次回からの海のハードルがとてつもなく高くなることでしょう。
ペリリュー島にて
泥パック落とし
サンドグラス〜このまま割れずに持ち帰れるのか〜
ジャングルを掻き分けたその先
シチズンセンター!
スピードボート いざ乗船!
青い海と
ゆったりとしたカープ島での時間
転覆希望