航海日誌

【団役員コメント：菊池　和】
本研修２７日目の今日は、午前中にロープワーク講座を実施しました。乗組員の方から３種類のロープの巻き方を教えていただき、日常生活でも役に立つような内容でした。午後は入国審査カード作成、クラブ活動、洋上卒業式のリハーサルを行いました。今日は天気も良く、後部甲板で筋トレや野球、ボール遊びをする学生も多くいました。夜には後部甲板で星空観察も実施。残り僅かの船内生活を今日も思う存分に堪能していた様子でした。明日は洋上卒業式と卒業祝賀会が予定されています。今朝からかなり大きく揺れ続けているため、明日は穏やかな揺れで実施できたら良いな…と思います。

【生活班コメント】
桐生　隆慈
突き刺すような日差しが次第に和らいできました。現在トビウオが頻繁に打ち上がるフィリピン海を航行中です。午前中はロープワーク講座があり、舫い結びなど船に関するロープの結び方について練習生の方から手取り足取り教わりました。初めは結び方に皆苦戦していましたが、最後にはほとんどの人がコツをつかみ、マスターしていました。
夜間には星空観察が実施され、オリオン座やシリウス、カノープスを見ることができました。写真で撮影しても映らない美しい光景を目に焼け付け、残り僅かの航海を最高の仲間たちとともに楽しみます。

神谷　健流
今日の午前中はロープワーク講座があり、舫い結びや手錠結びなどロープの結び方のノウハウを練習生や乗組員の方々に教えていただきました。最初は何をやっているのか分からなかったのですが、何回もやっているとコツをつかみ、うまく出来るようになりました。それ以降は特に大きな予定は無かったため、この長旅の疲れをとるように班員みんなで昼寝をして過ごしていました。早いことに研修航海も残りあと５日、報告書の作成に追われながらも悔いの残らないような生活を送りたいです。

キム　ジョンホン
本研修２７日目、本日の午前中にはロープワークの講座があり、紐の結び方を教えてもらいました。最初はうまくいかなかったものの、何度も挑戦しました。最後はうまくできてとても嬉しかったです。また、普段我々の見えない所で、いろんな方々がこの船を支えていることに気づきました。午後の７時頃には天体観測があり、オリオン座などのいろんな星座を見ました。また、ＧＰＳのなかった時代に先人たちが船の位置を星で把握できた方法や、星に関する知識を身に付けることができました。残りの短い本研修も、頑張っていきたいと思います。

尾崎　志穏
朝食は、白米、ししゃも、赤ウインナー、卵焼き、キャベツの味噌汁でした。赤ウインナーと卵焼きのセットは、高校生時代の弁当を思い出しました。あの頃の記憶と共に、胃に流し込みました。昼食は、チキンピラフ、ミネストローネでした。シェフは洋食が得意でありそうです。チキンピラフは、ごはんにしっかり味が染みついて、まるで洋食の炊き込みご飯でした。ミネストローネはベーコン、野菜がたくさんはいっており、適度にコンソメが効いた満足度の高い逸品でした。夕飯は、麻婆豆腐と春雨サラダでした。

鈴木　皓貴
午前中はロープワークを阿部さんに教えていただきました。舫い結びを学び何度も挑戦してみましたが、５分後には忘れてしまいまいした。舫い結びはなかなか外れない結び方らしく船の中の至る所で見る事が出来ました。まず６を縄で作り、下下上の順番でできるのでこれからやるときはそれを意識してみようと思いました。それに加えラブラブノットをやってみましたが、解き方を知っていたので一分ほどで解いてしまいました。ラブラブ感を楽しめなかったのが残念でした。１４班は一番面白い居室だと思います。ほんとにありがとう。

浅田　裕崇
この生活も残り少なくなってきました。昨日の夜、班員と初めて会った時の話をしました。第一印象などの話をして盛り上がったのと同時に寂しさが押し寄せてきました。出発してから今日までの写真を振りかえると毎日が本当に楽しかったです。居室を改めて見てみると、班員でいろんなことをした形跡があります。それを思い出すとまた寂しくなります。こんな文章を書きましたが、まだ終わったわけではありません。あと五日の間にまだたくさんのイベントがあります。それを９３名全員で楽しんでもっと思い出をつくろうと思います。今日は自分が書く最後のＷｅｂ当番だったから一言いいたいです。１４班でほんとに良かったありがとう。

大城　進也
帰港、解散までのカウントダウンが始まり、皆寂しさを感じていますが、変わらない日々が続いています。早く帰国して友人や家族に会いたい気持ちと、今回の研修で出来た沢山の友人と離れたくない気持ちがせめぎ合っています。一部の研修生は荷造りを始めている様で、私もお土産や誕生日にいただいたプレゼントを段ボールに詰め始めました。 帰国まで残りわずかといえども、沖ノ鳥島観測や洋上卒業式、フェアウェルパーティー等のイベントが残されています。別れはどんな時でも訪れるものですから、特別な事はせず、一日一日を大切に、残りの５日間を過ごしたいと思います。