【団役員コメント:池内 眞弓】
3月13日(木)研修31日目。午前中は、船内の大掃除を行いました。午後は、丸稚ネットでの海洋調査およびかき氷カップを用いた水圧調査を行いました。学生たちは水圧によってカップが小さくなることを実際に観察し、楽しそうにしていました。 明日は、いよいよ帰港日。学生たちは、「まだ船にいたーい」「早く帰りたーい」と人それぞれの思いの中、荷物のパッキングをしています。
【副団長コメント:福原 雅朗】
3月13日(木)、望星丸は早朝のうちに駿河湾に入りました。帰港式まで24時間近くの船内待機となりますが携帯電話の電波を拾えたことで現実に戻ったような気分になりました。午前の大掃除、午後の海洋調査(丸稚ネット、水圧実験)、夜の荷造りや運搬作業、合間のゆったりした時間、それらひとつひとつの工程をこなすことが本研修の終焉に近づいているようで、学生たちは楽しみながらも真剣に取り組んでいる様子でした。また、学生たちは32日間に渡る研修の報告書を丁寧に作成しつつ、互いにメッセージを書きあったり連絡先を交換したりと今後を意識したコミュニケーションを取っていました。目標のひとつである「全員で、無事に、帰る」を達成できるよう、明日まで気を抜かずに残された時間を堪能します。
【生活班コメント】
越智虎太郎
果てしなく見えた航海も、なかなか最後のページに辿り着かなかった報告書も、気が付けばもう最終章。ここまで連れてきてくれた望星丸に、感謝をもって最後の大掃除をしました。残り僅かな時間をこれまで苦楽を共にしてきた仲間と過ごします。航海の思い出がたくさん詰まった携帯を見せ合っていたら、いつの間にか日が沈んでいました。涙は明日にとっておきます。笑顔でただいまを言うために。
中尾吏玖
今日は、報告書の提出なので、多くの人が昨晩よりラストスパートをかけていました。報告書を終えると、研修航海が終わってしまうようで、私はなかなか進められませんでした。今は、1か月間の苦楽を共にしてきた仲間との別れを忘れまいと、報告書に書き込んでいます。この船上生活の日々は、忘れられない思い出として、私の中に残り続けるように感じました。
岩山彰真
海外航海研修も残り1日となりました。午前中は、最後の大掃除をしました。一等航海士の監督のもと、はじめて来た時のようにきれいにすることができました。午後からは、海洋調査を行いました。カイアシ類など様々な生き物を見ることができました。また、かき氷のカップを海に沈めて、どのくらい縮んでいたのかを見ました。かなり縮んでいたので、驚きました。最後に、12班がこのメンバーでよかったと思えるくらい楽しかったです。
相川登
1か月の研修航海もいよいよ明日が最終日となりました。今日の午前は、大掃除をしました。最後の大掃除となるため、前回までとは異なり、より細かい場所まで丁寧に掃除をしました。午後は、自分の荷物を段ボールに詰めて、発送の準備を行いました。航海を共にした仲間や望星丸とも明日でお別れということを感じ、寂しく思いました。
松永航太朗
いよいよ清水への帰港が明日となり、長いようで短かった32日間の航海が終わります。今日は、午前中に大掃除をし、午後には海洋調査をしました。昨晩のフェアウェルパーティーの盛り上がりや、報告書、個人荷物の段ボールへの箱詰め作業などがあり、皆疲労しているように感じました。海洋調査では、かき氷のカップを海に沈めました。いびつな形になってしまいましたが、水圧で縮むことを確認できました。
横須賀靖就
研修航海も、もうすぐで終了。私の役割は清掃リーダーだったので、今日の大掃除が最後の大仕事となりました。私達の班の担当は食堂でした。明日が帰港なので、いつもよりも入念に清掃をしました。今まで生きてきて、ここまで本気で掃除に取り組んだことがなかったので、かなり疲れました。しかし、最後の大仕事が、無事に終わってよかったです。
内田旺輔
今日は、昨日のフェアウェルパーティーから気持ちを切り替えて、帰港式に望むために大掃除をしました。最後の大掃除だったため、気合いを入れて行いました。海洋調査では、カイアシやサンマの稚魚などの馴染み深い生き物を観察することができ、楽しかったです。ついに32日間の研修航海が明日で終わります。色々なことを学ぶことができてよかったです。
大掃除
海洋調査「丸稚ネット」
海洋調査「生物観察」
海洋調査「カイアシ類」
縮んだカップと遠近法
甲板でツイスターゲーム
12班集合写真