出航直前
インタビュー

第55回海外研修航海
大江 一平

研修団長 大江 一平 教授

法学部

「チームGOGO(55)」始動 世界を違った角度から見る32日間に

―第43回海外研修航海に団役員として参加されました。当時を振り返っていかがでしたか?

2012年度の第43回では団役員の一員として乗船し、パラオ、ラバウル、ニューカレドニアを訪問しました。研修学生たちに恵まれ、予期しない変更が生じた場面でも、てきぱきと対応してくれた姿が強く印象に残っています。航海では計画通りに進まないことも少なくありません。しかし、その都度支え合いながら乗り越えていく経験こそが、大きな成長につながるのだと実感しました。南太平洋の豊かな自然や現地の方々との交流は、学生たちの視野を大きく広げました。

―第55回となる今回の海外研修航海では、団長としてどのような点を意識されていますか?

東海大学の海外研修航海は、海洋調査研修船「望星丸」に乗船し、主として南太平洋諸国を訪問する本学独自の教育プログラムです。第55回は、2月17日から3月20日までの32日間、清水港を出港し、ポンペイ(ミクロネシア連邦)、コロール(パラオ共和国)、宮古島(沖縄県)を訪問します。全キャンパスから多数の応募があり、厳正な選考を経て、97名の研修学生が選ばれました。今回のテーマは、「視点(みかた)が変わる、観点(せかい)が変わる:Sea the World Differently」としました。「See」と「Sea」を重ね、海に出ることで世界の見方が変わる、自分自身の観点も変わっていく、という思いを込めました。また、第55回という節目にちなみ、「チームGOGO(55)」をキャッチフレーズに掲げています。勢いをもって挑戦し、互いに支え合いながら前進する研修団でありたいと願っています。

―研修に参加する学生へメッセージをお願いします。

この研修航海の大きな意義は、太平洋の島々を訪問して見聞を広めることに加え、普段接点のない他キャンパスの学生と出会い、航海を通じて一生の友人を得られる点にあります。一方で、この航海はあくまで本学の授業の一環として行われる「研修」です。自由で楽しい側面がある一方、船上生活には厳格なルールがあります。若者らしい積極性と同時に、周囲への配慮と責任ある行動を常に意識してもらいたいと考えています。計画どおりに進まないことが起きたときこそ、「チームGOGO(55)」として真価が問われます。誰かを責めるのではなく、皆で最善策を探し、フォローし合う姿勢を大切にしてほしいと思います。何よりも、全員が笑顔で清水港へ戻ってくることが最大の成果です。そのためにも体調管理を万全にし、困ったときには一人で抱え込まず、仲間や団役員を頼ってもらいたい。海の上という特別な環境で、世界を違った角度から見つめ、自らの視点を広げる航海にしてほしいと願っています。