【団役員コメント:稲垣 花菜】
研修航海9日目、しばらく安定していた船も今日は初日以来の大揺れ。時にまともに立っていられないほどの揺れが我々を襲い、あちらこちらから悲鳴があがっていた。しかしながら、船酔いに倒れる人は初日ほど多くなく、食事時の学生食堂は大賑わいであった。出港から1週間以上が経ち、身体も徐々に船上生活に順応してきたようだ。そんな今日は、菅野一等航海士、日比団役員、村西団役員による洋上講座がおこなわれ、職種の異なる3名からそれぞれ、ご自身の経歴や専門分野に関する非常に興味深いお話を伺うことができた。学生たちはメモを取ったり質問をしたりしながら、真剣に話に聞き入っていた。また、ボブ先生による2回目の英語講座も開催され、皆で楽しみながら異文化コミュニケーションを学んだ。あらためて、さまざまなバックグラウンドをもつ人々がひとつの船に集い、生活を共にする30日間は、日常では得難い特別な日々であると感じる。これからも一日一日を大切に過ごしていきたい。
【4班コメント】
中出 飛鳥
今日は食堂で洋上講座を受けました。一等航海士の方の貴重な話を聞くことができ、有意義な時間でした。大きな揺れで船酔いする人もいて、振り出しに戻ったような感覚ですが、4班では皆で協力し合って研修を乗り切れるように頑張っていきたいと思います。
陳 飛航
研修航海が始まってから九日間のうち、揺れが原因で室外活動を主とする洋上クラブがほぼできなく、なかでも天体観測クラブは一回も活動できなかった。海域と時期が違うかもしれないが、過去の研修航海での洋上クラブの活動方法が知りたい。前の経験は今回の役に立つと思う。
佐藤 啓
結局船酔いをせずに、まだ元気なままだ。この荒波も慣れてしまえばアスレチックみたいで楽しいと思っているが、とても口には出せない。一週間がとても早く、同時に遅く感じている。この体験が将来に活きるといいなと思いつつ、今日も船に揺られる。
松村 和祥
船酔いがきつくご飯の味なんて考えられる状態ではなかった。午後になり船酔いが少し落ち着いてから今日の出来事を班の人に聞いてみると興味深いものが多くて羨ましく感じた。明日は、元気に船の上で行動できることを願う。石垣まで後5日頑張ろう!
五十嵐 俊喜
初日から揺れ、今日もすごく揺れている。なかなか慣れないものだ。毎日好きなボカロを聴き、初音ミクちゃんを見て耐えている。だが、この調子で毎日揺れるとしたら、次の寄港地につく頃には、私はどうなっているのだろうか。
阪井 蓮生
明日は揺れるから気をつけろ、島から出たら荒れるぞ、などと言われるも、あんまり揺れず早一週間、やっときました今日の揺れ。初日に大きいのを経験してからというもの、ずっと物足りなかったんだ。引き出しはひとりでに開く、歩けば壁にぶつかる、椅子から滑り落ちる…この非日常感とどうにもならない感じがたまらない。また何かが落ちた。あっ俺のカメラ…。