【団役員コメント:髙木 博子】
小笠原諸島父島に入港し2日目。久しぶりに学生、団役員全員揃っての朝の点呼・体操で1日が始まった。学生は、小笠原の自然や平和、環境について学習する3つのコースに分かれ研修に参加した。初めての寄港地での研修に緊張が少しあるものの、ほとんどの学生が笑顔で下船していたことが印象的であった。団役員は、それぞれが小笠原の魅力を探す旅に出かけた。初めに立ち寄ったウェザーステーションでは、透き通った青い海に、数頭ものクジラが潮を噴いている姿を見ることができ、とても感動した。小笠原海洋センターでは、アオウミガメの生態について講義を聴き、実際に触れるという貴重な経験をすることができた。大自然に触れ、心が開放的になったのか、1日中笑っていたように思う。明日は小笠原最終日。各グループで考えた半日研修となる。小笠原の魅力、そして仲間との「WA」を見つけてほしい。
【11班のコメント】
矢吹 真菜
選択研修で、青い海の底には今も戦艦や飛行機が沈んでいることをガイドさんが教えてくれました。そのことは、戦争が過去のものではないことを物語っていました。戦跡は風化しつつあります。私たちが忘れないことが、平和への第一歩なんだと改めて思いました。
武田 季万
今日は小笠原諸島の選択研修があり、最初に戦跡である大砲跡地を訪れました。自然の中に大きな赤さびた大砲が残されており、砲口がひしゃげて使用された様子が分かりました。その空間だけ異世界の雰囲気があり、屋外彫刻のようでした。
養父 さえ
今日は選択研修Cコースで小笠原を周り、小笠原海洋センターに行きました。戦争時から残る建物を見て、小笠原の歴史を学ぶことができました。また、ウミガメにご飯をあげたり、体の掃除をしたりしました。種類や生態などウミガメについて多くを学ぶことが出来ました。
青木 沙恵
選択研修では、点在する大戦前後の戦跡を巡りました。説明を聞きながら歩き、道中では固有種(アカガシラカラスバト、オガサワラノスリ等)を観察することが出来ました。戦争中、父島はあまり被害がなかったらしく、今日は戦の跡、というよりその時の暮らしそのものを垣間見ているような気分でした。
上山 栞里
私は選択研修でBコースを選択しました。午前中は初寝山へ行きました。お昼を食べるときにウェザーステーション展望台へ行き、鯨を見ることが出来ました。アカガシラカラスバトを見るために、ヒメツバキの谷に行きました。最後にコペペ海岸へ行きました。メンバーの一人が海に靴のまま入ってしまって、しかも残りの靴が革靴しかなく、みなで笑い合いました。
岩倉 史佳
今日は選択研修でした。私は、ウミガメのことについてお話を聞いたこと、ウミガメの甲羅掃除の体験をしたことが印象に残りました。とても楽しかったです。そして、電波望遠鏡VERAを見てたくさん学ぶことが出来ました。タコノキなども近くで見ることが出来ました。