研修航海について

第52回研修航海

■研修航海のねらい

 海外研修航海は、本学の建学の精神に則り、全国のキャンパスに在籍する学生から、広 く研修学生を公募・選考し、本学所有の海洋調査研修船「望星丸」を使用して諸外国を訪問し、海外の諸文化・諸事情に触れ、国際的な視野に立った人生観・世界観を確立させると共に、船内という限られた生活環境の中で、教員・仲間との共同生活を通じて協調性を養い、より豊かな人間形成をはかることを目的として実施してきた。過去2 年間は実施を見送ったが、今年度、コロナ禍で実施可能な国内航路により再開する。

望星丸

■2022年度研修航海のテーマ

WA! つなげ未来へ


 2020年、全世界が新型コロナウイルス感染症によるパンデミックに見舞われました。1968年に始まった「海外研修航海」もその影響を大きく受け、第51回航海は中止をせざるを得ず、その後2年間実施することが叶いませんでした。しかし、2022年度、国内航路という新たな試みとともにいよいよ再開されることになりました。その知らせを受け、「わぁ!」と声を上げた人もいるのではないでしょうか。
 今回のテーマにある「WA!」には、そのような感嘆や喜びの表現に加え、和・話・輪・環・我・羽・・・等と様々な意味を込めました。30日間の研修にはたくさんの経験が待っていることでしょう。時には大変なこと、困難なこともあるかもしれません。しかし、84名の研修学生と、11名の団役員、そして望星丸の乗組員の皆さん、練習生の皆さんと、たくさんの仲間がいます。学部、キャンパスを越えて集った仲間の協力があれば、乗り越えられない困難はないと思います。今しかできないこと、今だからこそできることを探し、見つけ出し、十分に堪能し、その経験を未来へつないでいきましょう!