【団役員コメント:副団長 笹川 昇】
過去のほぼすべての研修航海が経験したであろう黒潮越えの洗礼を、我々第53回の研修団も受けているところです。昨晩から船は大きく揺れており、それが本日の午前中まで容赦なく続きました。午後は少し落ち着いてきたものの、船が揺れていることには変わりありません。本日の研修日程は船に慣れることを目的としたFree Dayであり、元気な者は学生食堂に集まってカードゲームをしたり、休みたい者は自室で静養するなど、思い思いの時間を過ごしています。また、今日の午後3時に望星丸は孀婦岩へ接近し、研修学生は普段滅多に見ることのできない光景を経験しました。
船への慣れは十人十色、慌てず焦らず、徐々に自身の生活リズムを確立してもらいたいと思います。まだ研修航海は始まったばかり。がんばれ研修学生。
【生活班コメント】
片海 竹頼
昨日の出港から今日の明け方までは、歩ける元気があったが、朝食の前から歩ける元気がなくなりました。しかし、14時近くまで横になり安静にしていたら体調が回復し、皆で孀婦岩を見に行くことができました。
田中 鳳人
本研修2日目は1日目の船酔いの影響から多くの学生が行動不能になり、元気な学生は食堂でゲームを行いました。この2日間で多くの学生が航海の恐ろしさを思い知ったと思います。班員以外の学生とお話しする機会ができ、多くの学生と交流することができました。
田丸 大晴
事前研修2日目と3日目に残飯を出させまいとおかわりした結果、本研修1日目にして風呂途中に嘔吐。速攻で出すものを出したのでそこまで気持ち悪い感じはしませんでした。船内での私の目標は仲良くなった人皆の名前を覚えて良い思い出作りをすることです!
野田 直樹
昨晩からの時化で、午前2時ころまでなかなか寝付けず厳しい夜となりました。結局3時間ほどしか眠れなかったのですが、頭痛や船酔いを発症しなかったことが幸いでした。また、朝食時には食堂に長蛇の列ができるのが常ですが、今朝は学生が少なかったことが印象的でした。
石橋 玄
昨日の出港式では、九州キャンパスの先輩と友人がお見送りに来てくれました。出港してからは感動もつかの間、本州から離れていくほど波が高くなりました。瓶の中の虫になったような気分ですな。自然の前では人は無力です。甘く、スパイシーな日々になりますように。
頴川 可奈大
本研修2日目、体が船酔いに徐々に慣れてきたと感じました。しかし朝、昼はダウンしており班員に多くのことを助けてもらいました。その時に班員に恵まれていると感じると同時に、限られた空間の中で自分は何ができるかを自発的に探すことができたと感じてます。これから長い研修航海が始まりますが、その中で自分の人より出来ること、出来ないことを見つめなおし改善に努めたいと思います。
高松 慎二郎
本研修2日目は前日からの強い揺れにより、気分が悪くなり14時頃までずっと寝ていました。しかし、その後は体調も回復し普段通りの食事、生活ができるようになりました。自分の体調管理も気にかけつつ、これから続く航海に後悔がないようにしたいです。