【団役員コメント:藤川知栄美】
ヤップ2日目は、3グループに分かれてのヤップ島の歴史と文化に触れるバスツアーでした。駐機中に空襲にあいそのまま残されている破壊されたゼロ戦や、日本軍が敷設した滑走路がある旧空港を見て、各々が当時の日本人、ヤップの人々に思いを馳せたのではないでしょうか。50人ほどの人が住むというカダイ村の苔生す石畳の道を歩きました。集会所の周囲にはそれぞれにストーリーを持つ「石貨」があり、現地の方たちは私たちの質問に快く答えてくださいました。その後海岸でランチをとり帰路へつきました。ヤップの陸地を歩くことができるのもあと1時間弱というところでもEnglish Classの成果を試したい研修学生はお店へ。15時前、無事全員が帰船しました。出国審査終了の船内放送があった後、登舷礼のためにデッキへ移動し、ヤップ島との別れとなりました。そして船はわずかな環礁のすき間を通り無事に外洋へ。途端に大きく揺れるようになりました。とはいえ、ここまできたら揺れとの付き合い方も慣れたものです。大切にそのまま残していくこと、順応し変化しながら続けられることを考える機会となりました。明後日に予定されている洋上卒業式では、無事に卒業生をお祝いできますように。
【生活班コメント】
西川諒
今日はヤップ島での研修最終日でした。現地の食事を楽しみ、踊りを見たり山を歩いたりと文化や自然に身近に触れることができ、自分の人生で最も濃く異文化を感じた二日間となりました。班員達との関係も良好で、残り10日間の研修航海を最高の形で終わらせることができるように班長としてより一層努力したいです。
阿久津琉唯
ヤップ島に来ています。ローカル料理を食べたり現地の村の散策をおこなったりしました。踊りや風習(村に入るときの礼儀として草を持つ)で興味深い点が多かったです。残りの寄港地は宮古島のみで、久しぶりに日本に帰れる喜びと、仲良くなった人たちとの別れが近づいていることの寂しさを感じています。
加藤和弥
マジュロのシンポジウムではなんとか現地の学生と英語で交流することができました。ヤップに上陸後はココナッツのジュースなど現地の食事に触れたり、伝統的な踊りを見たりしました。その他にも、日本とは違う街並みを散策し、現地のスーパーで買い物をし、ヤップを堪能しました。
磯辺裕介
前回の記述から数日が経過しました。マジュロでは現地の大学生を交えてシンポジウムを行うことで、諸問題について考えることができました。ヤップでは美しい自然と伝統的な食事を楽しみ、日本では味わえないものを感じることができました。次が最後の寄港地となってしまうことが残念ですが、これまでと同様に全力で楽しんでいきたいです。
種田智
今日はヤップ島でバスに乗り太平洋戦争の戦跡やヤップ島の伝統的な建物や石貨を見て回りました。海外の地上にいるのは最終日であるため一つ一つをしっかりと目に焼き付けました。残り時間は少ないのですが海外の雰囲気にたっぷりと触れて日本に帰国をしたいと思います。
小俣慎太朗
マジュロでは環礁であることから島の端っこに移動する時間が長かったです。また、韓国製の車がほとんどを占めていたことに驚きました。ヤップではごみが日本のように少なく、日本車が多く走っていました。ヤップの食文化を体験し、伝統的な建物や踊りには驚きました。
市橋凱竜
マジュロでのシンポジウムは大成功でした。英語で積極的に会話をすることで、マジュロの現状をよく理解したり日本の現状を伝えたりできました。今ヤップを出航しましたが、ヤップでは地域の伝統的な料理や踊りを体験することができ、とても感動しました。これから宮古島へ向かうため、久々の祖国の地が楽しみです。