【団役員コメント:鈴木 大樹】
父島から8日間の乗船を経て、常夏の島、マーシャル諸島共和国マジュロに着きました。この太平洋の島には確かに、ヤシの木が生えており、父島とはまた少し違った澄んだ青い海、青い空を目にした研修学生たちは生き生きとしています。研修航海として初めての取り組みである海外の大学とのシンポジウムも無事に終わりました。マジュロの寄港は、ほんの2日間と短いものでしたが、現地での寄港地選択研修とCMI(マーシャル諸島短期大学)でのシンポジウムを経て、より一層成長し、自分たちとは異なる文化を持つ人たちとの交流についての自信をつけていました。
前半医師の私はマーシャル諸島共和国でお別れ。マジュロからヤップに向けての望星丸の旅立ちを見届け、豊かな経験を育む安全な航海になるようにその後ろ姿に祈りました。
【生活班コメント】
吉田 真依
2月21日ぶりの日誌です。これまでに父島とマジュロに寄港しました。各航路では激しい波揺れによって船酔い者が続出しましたが,自分はずっと元気いっぱいでした。ご飯もたくさん食べています。多くの知り合いもできました。そして、3月4日にマジュロに入港しました。初めての海外で独特の匂いや緊張とストレスで胃が痛い中、英語で買い物も無事にできました。エネモネ島でのシュノーケリングも、CMIとのシンポジウムも最高に楽しかったです。
マジュロからの出港の少し前、卒業認定者の掲示が張り出されました。無事に卒業できるようです。多くの歓声と拍手を後輩達からもらいました。最高の思い出です。1年間お世話になったベントス研究室の田中教授、同期のみんな、ありがとうございました。
最後に、医療班の鈴木団役員がマジュロで下船しました。船酔い者の看病お疲れさまでした。また清水港でお会いしましょう。
宮沢 恵
研修航海14日目、はじめての海外をまさか船で訪れることになるとは思っていませんでした。昨日訪れたスーパーマーケットでは初めてのドルを使用して買い物をし、今日はCMIの学生と交流をしました。英語は苦手でも海外ではどうにかなることが分かりました。日本とは全然違うところだろうと勝手に想像していましたが、お店には日本のお菓子やジュース、アイスが置いてあり、親近感が湧きました。今回はあまり観光する時間がなかったので、機会があれば次はゆっくり遊びたいと思います。
今日マジュロを出港しましたが、船酔いには徐々に慣れてきたのかなと思います。
金子 友花
マジュロ最終日の今日はCMIの学生の方々とシンポジウムを行いました。初めに建学の歌を歌いました。東海大学に入学して2年、この研修航海で初めて建学の歌を歌いました。シンポジウムはしっかり話せるか心配でしたが、始まってみると楽しかったです。CMIの学生が日本語を勉強しているらしく、知っている日本語をたくさん教えてくれました。自分の下手な英語も一生懸命聞き取ろうとしてくれてうれしかったです。そして今日、ヤップに向けて出港です。
塚田 春菜
研修航海で2回目の日誌担当です。前回は本研修1日目だったので、船での生活が不安でしたが、船酔いにもだいぶ慣れました。初めての寄港地である父島を後にして、研修航海では初の外国であるマーシャル諸島共和国を訪れました。想像していた通り、ココヤシがたくさん生えていました。島の方々は想像以上にフレンドリーでたくさん挨拶を返してくれます。今日はそんな現地の大学生の方々と様々なテーマについて話し合うシンポジウムに参加しました。全く知らない土地で生きている方々の考えを知れるとても貴重な機会となりました。マジュロでは初めての事が多く、とても有意義な時間が過ごせました。
そしてこの寄港地では、今まで一緒に船に乗って、多くの船酔い者を看病いただいた鈴木先生が下船し、後任団役員の長先生が乗船しました。新たな仲間で次の寄港地であるヤップ島に向かいたいと思います。
ロウ キチイ
今日はマーシャル諸島共和国での研修2日目です。CMIの学生たちとシンポジウムを行い、キャンパスツアーもして、現地の景色や文化にとても感動しました。核実験が行われた場所として、島の方々が平和を強く主張し、平和を意味するハンドサインも教えていただきました。
また、今日は成績が開示された日で、1班の吉田さんも卒業が認定されました!おめでとうございます。医療班の鈴木団役員と港で別れを惜しんだ後、また新しい旅が始まりました。本研修が半分ほど終わったいまも、船酔いになっています。船では毎日ワクワクする生活をし、太平洋や日の入りなどの美しい景色や、1人でぼんやりしているとき、みんなと楽しい会話をしている時も、すべてが航海の魅力だと感じました。