記念文集
■生活班13班
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浦野 琳太郎
文学部
困難を乗り越え、いま新たな第一歩を
第51回海外研修航海は新冠病毒感染症感染拡大の影響を受けて中止となりました。現在世界中に新冠病毒感染症の影響は広がっており、2020年は世界の大きな転換期になるのではないかと考えます。
事前研修から始まり、海外研修航海に参加する団役員の先生方、参加学生と出会えたことは大変嬉しく、寄港地事前調査、行事、洋上クラブや生活班で多くの学生や先生方と交流できたことはとても思い出に残っています。
今回事前研修で例年ある船内見学がなく、望星丸を見ることなく終わってしまった参加学生も多いのではないでしょうか。在校生の参加学生には、ぜひもう1度海外研修航海に参加してほしいと思います。
私たちは現在発達した高度情報化社会を生き、「時間」と向き合うことが難しくなっています。しかし望星丸で過ごす日々は、優しく厳しい自然の変化を体験しながら、悠久の時の流れを体感できる貴重な機会を与えてくれます。目の前に広がる群青の海と紺碧の空の下で、大きな発見や感動を見出せることができると思います。
今回航海に参加したその行動力は、必ず成長につながると思います。この航海がそれぞれの人生の新たな出発点になることを願っています。 -
杉浦 功士
体育学部
第51回海外研修航海の中止
海外研修航海に応募した理由は、まだ1度も行ったことのない海外に行きたい、自分の知らない世界を知りたい、様々な考えを持つ学生と旅をしてみたいなどの様々な経験をしたいという思いからである。しかし、誰も予測できないコロナウイルスというウイルスが世界で蔓延し、世界中の人を苦しめ、この海外研修航海も中止になったのである。世界を知れる機会を何もできずに奪われ、非常に残念な気持ちで一杯である。その中でも静岡で行われた事前研修や海外研修航海に向けた準備で少なくとも学んだことがある。1つは団結力である。生活班や寄港地のグループ、行事のグループなどそれぞれがそれぞれの役割を担い取り組むことでoneteamとしての団結力の大切さを知ることができたのである。もう1つが初めてのことを知る楽しさである。静岡の研修施設に行ったことは初めてであり、また、ほとんど知らない人だったため初めて話す人が沢山いた。初めての土地を知ること、初めて話すことで自分の知らない世界を知ることができたのである。今回、参加予定だった団員や先生方、学生とまたどこかで会えたらいいなと思っている。
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岩澤 修作
文化社会学部
お久しぶりです
皆さんお久しぶりです。お元気ですか? タイトルが思い浮かばなかったのでタイトルも挨拶にしました。さてこの文集、楽しい思い出として書きたかったのですが、やはり悔しさが大きくなってしまいました。
友達と応募したわけでもなく、一人で応募したため不安もたくさんありました。しかし事前研修の短いあの時間でたくさんの仲間ができ、研修航海も安心していけそうな気がしました。ところが年が明けて2020年、不安なニュースが飛び込んできました。コロナウイルスです。ウイルスとはいえ航海には行けると思っていました。しかし残念なメールは来てしまいました。メールを見た時は研修航海に行くことができなかったという悔しさでいっぱいでしたが、今思えば行ってどうにかなるよりコロナが落ち着いたらみんなで集まる方が、安全で楽しい思い出になるのではないかと思いました。行きたかった気持ちの方がまだ大きいですが、そうでも思っていないと心が痛いのでしばらくはそう思うようにします。
こいつ何様だよって感じですが、51回で知り合った仲間とは永遠の仲間になれたらいいなと思っています。どこかの機会で同窓会のように集まれたら、欲を言ってしまえば望星丸で51回の皆さんと会いたいなと思いました。
最後に、仲良くしてくれた皆さん、そして最後まで最善を尽くしてくださった先生方、本当にありがとうございました。
いけなくて後味が悪いので来年も応募したいと思います。コロナよどっか行ってくれ。 -
本田 理飛人
海洋学部
第51回海外研修航海
私はこの第51回海外研修航海を通じて感じたことがあります。それはとても残念だという思いです。私は清水キャンパスの海洋学部で船舶について学んでいます。将来は船員になろうと考えています。私が海外研修航海に参加をした理由は、乗船できるためです。自分で操船するわけではありませんが、波に揺られながらの船内で集団生活、周りがすべて海という環境、その後の上陸等が経験できます。これらは陸の生活ではあまり経験できません。これらを様々なしがらみのある労働の前に自分の糧にできる。私は海外研修航海をこのように捉え、楽しみにしていました。中止が決まった時は残念でした。しかし現在、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るっています。寄港する予定の国々でも同様です。安全確保のためには中止が妥当な判断だと頭の片隅では納得しています。しかし諦めきれません。コロナ禍が沈静化した後の海外研修航海に私は参加したいと考えています。そのために日本だけでなく、世界で新型コロナウイルスが脅威ではなくなってほしいと考えています。