記念文集

第51回海外研修航海

■生活班3班

  • 渡辺 凜乃

    医療技術短期大学

    海外研修航海を振り返って

       私が今回、海外研修航海に応募した動機は、普段では経験できないことに惹かれたのと、自分の殻を破りたいと思ったからです。元々、引っ込み思案な性格で、人前に立ったり意見を主張したりすることが苦手で消極的になりがちでしたが、これは自分を変えるチャンスだと思い応募しました。
       海外研修航海で船に乗ると実感が湧いたのは、12月の事前研修でした。ここで初めて研修団全員で集まり、生活班のメンバーとも過ごし、これから始まるのだなと思いました。生活班のメンバーと過ごしたり、行事班や国別の調査班に分かれて、色々と本番に向けて話し合い計画したりする中で、自分の中で研修学生として役割を果たさなければ、という責任の意識が芽生えてきました。同じ班員のメンバーとして、積極的に話し合いに参加することはとても大切だと感じました。少しずつですがこの3日間で多くの人と交流することで積極的に関われるようになったと思います。本番ではもっと色んな人達と交流したいと思っていたため、今回海外研修航海が中止になり、非常に残念でした。
       しかし、この海外研修航海に応募したことで自分とは別の学部やキャンパスの学生、団役員の方々と出会うことができました。自分達が主体となって、様々な行事について計画したこと、今までやってきたことは、無駄ではないと思います。今回中止になってしまいましたが、私にとってはいい思い出となりました。

  • 徳原 愛華

    教養学部

    私にとっての海外研修航海への想い

       私が海外研修航海に参加したいと思ったのは、私自身の視野を広げて今後の学生生活への思考を変えることや、友達をもっと増やしたいと思ったからです。今の学生生活に不安があるわけではないのですが、もっと違う生き方があるのではないかと考えました。
       クリスマスからの事前研修の感想は、疲れたけれど楽しく今後の38日間がすごく楽しみになりました。私は1人の応募だったので友達は誰もいませんでした。そのため、一から友達を作るという状態でした。部屋の班は個性あふれた人たちで、同い年の子たちとはすぐに打ち解けました。私たちはみんなで早く食事を終わらせてどの班よりも先にお風呂に入ったり、みんなでアイスを食べたり、海へ散歩に行ったり楽しかったです。私は、台湾(基隆)を調べる班で書記に立候補しました。この海外研修航海で自分から行動する積極性も身に付けたかったため、書記になったことは私にとっての第一歩でした。
       海外研修航海の10日前に中止の連絡が来て、とても驚きました。すごく楽しみにしていたし、荷物も揃えて準備が整っていたので中止と分かり悲しかったです。私にとって、大学生活で1番の思い出になると思っていたのでよりショックを受けました。しかし、今の日本の状況をみてその判断は正しいと思いました。中止になったのは悲しいけれど、事前研修で知り合った友達と遊びの約束をするなど連絡を取り合っているので、今後も交流がありそうで良かったです。
       今後、世界中の新型コロナウイルスによる感染拡大が終息したら、いろんな国へ行きたいです。

  • 沼田 円

    国際文化学部

    第51回海外研修航海について

       私がこの研修航海に応募しようとしたきっかけは母で、はじめはあまり乗り気ではなかった。留学や海外に興味はあったものの、船での長期の生活は少し不安で、知っている人もほとんどおらず、事前研修には緊張して臨んだ。同じ札幌キャンパスの友人と三保研修館に赴いたが、数多く参加者がいる中私と友人は一番乗りで到着し、これからどんな人たちが来るのだろう、どんなメンバーでどんな旅をするのだろうとそわそわしていた。班員と団役員の方と顔合わせをした後は不安が期待に変わっていたのである。
       しかし、「さあこれからだ」というタイミングで中止が決まった。班員ともっと親交を深めたかったし、団役員の方ともっと色々な話がしたかった。今回の海外研修航海には本当に沢山の未練がある。来年第52回海外研修航海が行われるかわからないが、もしあったら私は参加したい。当然メンバーは違うが、今回の中止を経験して尚一層この航海で色々な経験をしたいという思いが強まった。最後に、まだ終息には程遠いが、安全のために中止と判断しもう一度集まる機会を作れないか検討してくださった団役員・事務局の方々に感謝したい。

  • 小川 涼香

    文化社会学部

    海外研修航海

       今回の海外研修航海がこのような形で中止になってしまいとても残念に思います。楽しみにしていた分、大きなショックを感じました。海外研修航海には今しかできない貴重な経験、体験ができると思い参加を決めました。今までとは違う環境で新しいことに挑戦する力や、共同生活を通して相手の気持ちを考え理解する力、協力して目標を成し遂げる力など、普段の大学生活だけでは得ることのできないことを吸収したいと考えていました。
       事前研修ではもちろん初めて会う方ばかりの中で、3日間やっていけるか不安が大きかったですが、終わる頃にはその不安もかき消すぐらい海外研修航海が楽しみになっていました。団役員の皆さんが学生主体で進めていけるようにたくさんサポートしてくださり、「いい環境だな」と思えた事前研修でした。
       海外研修航海で1番楽しみにしていた行事はFarewellPartyです。担当になっていて、一からやりたいことをグループで考えていたのでそれを実行してみんなの思い出になるものにしたかったからです。また、船の上での生活も楽しみにしていました。今後経験することはまず無いと思うし、同世代の友人達との一生の思い出を作りたかったからです。
       今回中止になってしまい、ただただ残念の一言です。日本だけでなく世界で大変な状況になっているので、これからは「自分は大丈夫」と思わず生活していこうと思います。そして早く笑顔が溢れる普段通りの生活に戻ることを願っています。海外研修航海は中止になってしまいましたが、今回のメンバーとはこれっきりという関係に終わらず、何らかの形で関係性を続けていきたいです。また機会があれば海外研修航海にリベンジしたいと思います。

  • 諏訪 雅子

    文化社会学部

    第51回海外研修航海中止

       “あなたも友も大きく成長する38日間の航海です”私は海外研修航海のパンフレットのこの文章を読んだときに「これだ」と思ました。この研修は自分自身の挑戦になるのではないかと思いました。大学生になってから授業に慣れるのに精一杯で、毎日大学へ行き、授業を受けるだけで本当に自分のやりたいことができておらず、そんな大学生活で終わってはいけないと思いました。そしてこの海外研修航海に参加すれば今後の自分に良い影響を与えてくれると思いました。元々海外に興味があり、その国ならではの文化など新しい発見をするのが好きで、私はアジア諸国に行ったことがなく、日本も同じアジアですがどのような文化なのか自分で行って自分の目で確かめたいと思い応募しました。
       事前研修は初めて会う方がほとんどで不安だらけでしたが、みなさん優しく親しみやすく、人見知りの私は嬉しかったです。大変だったのは毎朝5時・6時に起きて準備をすることで、私は早起きが苦手だったので講義中は眠さとの闘いでした。ですが早起きの習慣が少しつきました。また、研修中はずっと班行動だったので、私たちを引っ張ってくれる班長のありがたさ、集団行動の大切さを実感しました。
       海外研修航海で各国のことを学んだりするのはもちろん、私は常に自分に甘く、何かを最後までやり遂げたことがないので最後までやり抜く力、諦めない心を身につけ、自分に厳しく生活したかったです。海外研修航海が中止になりとても残念ですが、みなさんの命が一番大事なので今思えば中止になってよかったと思いました。
       来年も応募しようと思います。忙しい中、一緒に買い物や準備の手伝い、応援してくれたお母さん、お父さんありがとうございました。

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