記念文集

第51回海外研修航海

■生活班5班

  • 花城 あゆ

    医療技術短期大学

    海外研修航海に参加を決めて

       海外研修航海に参加しようと思ったきっかけは、第50回の研修航海に参加した友達の話を聞いてからでした。友達に写真を見せてもらった際に、一面に広くて青い、綺麗な海や自然の中で研修生たちのキラキラした笑顔がとても印象的で素敵だなと思い、私もこんな経験をしたいと思い参加しようと思いました。
       はじめは、初めて会う人と約40日も一緒に、なおかつ船上という普段とは違った環境のなかで過ごすことに不安を抱いていましたが、事前研修で班員や班員以外の研修生と仲良くなることができ、不安はなくりました。3日間ではありましたが、事前研修を終えてから不安ではなく、この人たちと一緒にいろいろな景色をみて、さまざまな体験をしてみたいという期待に変わりました。
       しかし、新型コロナウイルスで中止になってしまいました。一生に一度しかない経験ができると思い勇気を出して参加しようと決意したのに中止になってしまい、はじめは戸惑い、ショックでしたが新型コロナウイルスの情報をニュースなどでみていると仕方のない決断だったと思います。
       研修航海は中止になってしまいましたが、今でも仲良くなった研修生とは連絡を取り合ったり、春休みには遊びにも行きました。新型コロナウイルスの影響で研修航海での様々な体験をすることは出来なかったですが、いい意味で様々な経験をできたのではないかと思います。

  • 片野 結衣

    海洋学部

    海外研修航海、事前研修などを通して思ったこと

       今回、海外研修航海が中止になってとても残念ですが、準備をしたり事前研修の中でも思い出はたくさんできました。私はどんな人達に出会えるんだろうと事前研修が楽しみでもあり、不安でした。しかし、その不安があったのも少しの間だけで全国各地の友達ができ、学んでいることが違うので普段聞けない話を聞けることが面白く、先生方も全員他校舎だったので違う専門の話を聞けて船の中での洋上研修が楽しみでしたが、受けられなくなってしまったのは残念です。
       事前研修では様々な活動がありましたが、頑張ったのは大学交流です。衣装や備品の紙を見ながらこうやってこう動いて…と頭の中でイメージしながらみんなとどんどん作り上げていくことが楽しくて絶対成功させたいと思っていました。班のみんなは個性豊かで最高な人達でした。ご飯を一緒に食べるだけでも食べ方だったり好き嫌いが似ていて突っ込んだり突っ込まれたり、朝近くの海岸まで歩いて海に行ったり…とにかく班のみんなは本当に出会ったのが数日前なのかと思えるくらい、笑って次船で会えることを楽しみにしていました。
       乗船日に合わせて実家に帰省した矢先、中止の連絡を知りました。やっぱりかって思う心もありつつ残念な気持ちでいっぱいでした。そんな時、学生長をはじめとした先生方も私たちがもう一度集まれるように計画をしてくださり、楽しみにしていました。その後、解団式も無くなってしまったけど、何か形を残そうとこの記念文集もそうですが、動いてくれたみなさんに本当に感謝しています。寄港地についてたくさんの人と話をしたり調べたりしているうちにこんなところあるの!?とかこれは食べてみたい!など考えることが楽しくて仕方ありませんでした。
       今回はそれを実行することが叶いませんでしたが、いつか絶対行きたいと思います。進級してそれぞれ事情があり全員揃って集まることは難しいことかもしれませんが、もう一度全員で集まりたいです。

  • 遠山 海里

    国際文化学部

    第51回海外研修航海

       私がこの海外研修航海に応募した理由は、他大学であったり、やりたいと思っても簡単に出来るものではなく、東海大学だから出来るものだと思い応募しました。また、他キャンパスの人ともこの研修を通じて仲間になったり、船での生活、寄港地での活動、海外研修全体の活動を通じて楽しいことや辛いことなどたくさんの思い出を作れると考えたからです。そして、この経験はこれからの生活において必ず役に立つと考えたからです。
       この海外研修が中止になって、とても悲しくて悔しくて現実を受け止めることができません。また、次にこの海外研修に参加できる機会があれば、絶対に参加したいと思います。札幌から簡単にみんなと会ったりできるわけではありませんが、夏休みなどの長期休暇を利用して5班のみんなや、この研修に参加するはずだったみんなと会えるようにしたいと思います。コロナの影響で中止になってしまいましたが、この研修航海がなければ出会えなかった仲間なので、この出会いに感謝しています。

  • 内山 紗希

    体育学部

    出会えたことに感謝

       私は、今まで見たことのない景色を見てみたい!いろんな人たちと出会って、様々な経験をすることで自分の幅を広げたい、今よりレベルアップしたい!という思いから今回の研修航海に参加を決めました。海の上で約40日間も仲間と生活を共にし、多様な文化に触れられるチャンスなんてなかなかないし、前回参加した先輩が沢山の写真をスクロールさせながら本当に楽しそうに旅の思い出を話してくれたのを聞いて、研修航海への期待がどんどん膨らんでいったのを今でもよく覚えています。
       わくわくと緊張が入り混じりながら参加した事前研修で初めてメンバーと出会い、クリスマスも一緒に過ごして徐々に打ち解けていく中で、本当にこのメンバーで航海に行くんだなと今まで漠然としていたものが一気にリアルになった気がします。事前研修後から出港日までの約1ヶ月半、テスト勉強なんか手につかないくらい出港を心待ちにしていました。
       そんな中での中止連絡を受けて、最初は全然信じられなかったし、楽しみにしていた分ショックも大きくて、しばらくは行けなかった悔しさで頭がいっぱいでした。コロナなんてなければって何度も思ったし、船に乗れていたらと考えるとやっぱり悔しくて。でも、感染症が世界的に広まりだしてコロナによって命を落としてしまった人、生きたくても生きられなかった人たちがいる現実を知って、海外研修航海に行けなかったことを悔やむより、今を生きられていることに感謝すべきだし、それだけで幸運なことだと感じるようになりました。
       そして、北海道から熊本まで研修航海に対して強い思いを持った人達と出会えたこと、第51回の仲間として過ごせたことは本当に良かったなと自信を持って言えます。みんなで過ごすはずだった38日間は戻ってこないけど、今までやってきたことは絶対に無駄じゃなかったと思うし、この先もこの出会いを大事にしていけたらなって思います。
       最後に、今回の海外研修航海を長い時間かけて準備してくださった団役員の先生方、本当にありがとうございました。

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