航海日誌
02/23(土)
【団役員コメント:中村 隆志】
午前の部では、島村典佑団役員(医学部付属病院医師)による洋上講座L6が行われました。「腎内分泌代謝内科で働く医師」という題目で、医師になるまでの経緯、日々の仕事内容、腎臓の基本構造・機能などについて解説する中で、生命活動の根幹となる循環動態の管理に関わる腎臓内科の魅力が伝えられました。また、糖尿病の怖さ、腹痛の問診例といった、今後誰もが直面しうる健康上のリスクについても解説されました。さらに、本人や家族への病状説明や、急変時に死をどのように迎えるかという、医師として患者の生死と向き合ってきた経験が語られました。学生は、適宜メモをとったり、質問したりして、真剣に受講していました。
午後の部では、いよいよ明日に迫った「スポーツ大会」の準備が行われました。船上での研修団行事としては、このスポーツ大会が最初になります。学生が企画から準備まで主体的に進めていくイベントということで、責任者の学生たちを中心にして、赤・白・青・黄の各団旗の作成や競技(綱引き、大縄跳び)の練習に、皆が熱心に参加していました。最初のイベントが成功すれば、研修団の士気を高める格好の機会になるでしょうし、イースター島からアピアまでの長い船上生活をよい雰囲気で乗り切ることにもつながると思います。
【1班レポート:勝岡夏那、橋本明季、小菅穂菜水、大村真優、小川夢乃、羽富綺心、武智愛寿佳】
午前中、団役員であり医師の島村先生による講義がありました。医師という仕事の内容や先生の専門である腎臓について貴重なお話を直接聞くことができました。その後、1班はお昼まで自由な時間を過ごし午後からは、スポーツ大会委員を中心にいよいよ明日行われるスポーツ大会の準備を行いました。ここ数日で少しずつ準備してきた各組の旗、プログラムなどの設置や、夜には研修生全員でそれぞれのTシャツに名前やメッセージを書きあい、まるですでにスポーツ大会が始まっているようでした。1班としては、食事当番だったのでいつもマイペースな私たちには少し忙しい1日でした。スポーツ大会の練習で一人捻挫をしたり、班の7人中2人は船酔いに苦しんでいるのですが、だんだん慣れてきてみんなで朝から行動できるようになってきたり、1班なりの船内の生活を楽しみ方が定着してきてとても楽しく有意義な生活を送っています。空き時間には、天気がいいにも関わらず部屋で寝ていたり、映画をみたりと1班はとても個性的でキャラクターが一人ひとり全く違うのに、驚くほど仲が良く毎日が楽しいです。またこの日誌を書く時までに新しい経験と思い出を増やしながら航海をしていこうと思います。
1班集合写真
医師の島村団役員による洋上講座
スポーツ大会の音響準備をする学生
スポーツ大会の競技リハーサルをする学生たち
ユニフォームに寄せ書きをする学生たち