航海日誌
03/10(日)
【団役員コメント:吉田 一也】
望星丸はサモア独立国アピア港を9日の午後4時に出港し、次の寄港地ポンペイに向け順調に航行しています。
本日の午前中は、廣瀬先生による洋上講座「サンゴの生物学入門」、石先生による洋上講座「中国の文化~中国の地理・民族・料理」が行われました。いずれもわかりやすい講義であり、専門分野に関わらず興味深く学ぶことができました。前者の講義では生物の生き方から環境問題を考えることができ、後者の講義では、中国の人口、地理、文化や同一国でありながら数多くの言語使用があることや、中華料理と中国料理の違いや宴会でのマナーなどについて日本文化と比較しながら興味深く学ぶことができました。
午後1時から3時45分まで、学生食堂と船上後部デッキにて、研修生が希望した10のクラブに分かれ活動が行われました。夕食後、2月及び3月生まれの誕生をお祝いする会が学生企画により盛大に行われました。
【1班コメント:勝岡夏那 橋本明季 小菅穂菜水 大村真優 小川夢乃 羽富綺心 武智愛寿佳】
昨日サモアのアピアから出港し研修航海30日目、残り17日となりました。また揺れながらの生活が始まり、早くも陸が恋しい班員と船上生活を楽しむ班員と共に食事当番から朝が始まりました。1班はいつも毎日の食事を楽しみに日々生活しており、日曜日はパンの日で本日の朝ごはんは、なんとフランスパンでした。お昼にはたい焼きが出て、久しぶりのあんこに1班だけでなくみんな笑顔が溢れていました。また午前中には団役員であり海洋学部の廣瀬先生と九州教養教育センターの石先生の講義がありました。廣瀬先生は無脊椎動物についての講義で、サンゴ同士がケンカする話などとても貴重で興味深い講義でした。石先生は中国出身の方なので専門の数学ではなく、中国の文化、食事、民族についてのお話でした。とてもユニークな先生なので今日の講義もみんなが楽しんでいて、かつ中国について新しいことを多く知ることもでき、研修航海でないと得ることのできない機会であることを2つの講義を通して改めて実感しました。タヒチを出航してから船酔いにずっと苦しんできたメンバーも船上生活が半分を過ぎる頃にはすっかり船酔いにも慣れ、酔い止めの薬に頼ることなく、現在は三食を普通に食べ、今パソコンに向かって作業に集中できるようになりました。より多くの研修生と話したり、夜に星を見にいったりと本当の意味で今、船上での生活を楽しんでいます。残り2週間弱、寄港地も残り1つとなりましたが、まだまだ新しい経験を求めて航海を楽しもうと思います。
1班集合写真
洋上講座(石岩)
洋上講座(廣瀬慎美子)
クラブ活動(音楽部)
学生企画(2月3月誕生会)