航海日誌
02/22(金)
【団役員コメント:李 賢京】
イースター島での研修を終え、昨夜、望星丸は次の寄港地であるサモアへ出発しました。長い船旅から久しぶりに訪れた陸地は、土や草、動物など、様々な匂いであふれていました。海に囲まれての船上生活は、これまで気づくことのなかった、私たちの日常生活の匂いを改めて感じさせてくれました。久々の陸地、さらに念願のモアイ像を見ることができ、学生たちをはじめ団役員の皆さんも気分転換になりました。
タイトなスケジュールで疲れていたと思いきや、学生の皆さんはイースター島を後にしてからも、とても元気でした。昨夜は、学生たちに教えられ、望星丸が出発してから初めて星空を見ることができました。夜空に数えきれないほど輝く星は、口下手な私は上手に言葉に表すことができず、ただただ「きれい!」としか言えませんでしたが、とても美しかったです。これまで自分たちが暮らしていた都市では見ることができなかった夜空いっぱいの星を見て、第50回海外航海研修の面接時に学生たちが口をそろえて述べていた星空のことがこのことかと、面接時のことを思い出しました。人生で一番きれいな星空を見ることができ、大変幸せな気分になりました。
本日は昨日に引き続き、晴天に恵まれました。これまで高波や雨などで、甲板でのクラブ活動ができなかったパフォーマンス部やフットサル部、ゴルフ部などが、それぞれクラブ活動を楽しみました。私が担当するパフォーマンス部は、サモア大学との交流でダンスを披露する予定ですが、一生懸命練習に励んでいました。望星丸が出発してわずか2週間しか経っていないのに、皆さんかなり上達いたしました。どのようなパフォーマンスに仕上がるのか、約2週間後のサモア大学との交流会がとても楽しみです。サモアまで長い船旅で学生たちが体調を崩すことのなく、全員元気で無事に到着できますように、日本で応援してください。
【14班レポート:萩谷絃希、五十嵐健人、萩谷龍成、高橋伸之介、梁川裕也、増井康晃、西口大嗣】
今日は食事当番で5班の人たちと協力して食事の準備、後片付けを行いました。はじめは何をすればわからなかった食事当番の仕事も夕飯の時間になると一人ひとりが自分のやるべき仕事を見つけ、テキパキと準備片付けができました。
午前中はBLS(心肺蘇生法)の時間で14班は自室待機だったので、みんな部屋で休んだり、のんびり自分の仕事をしたりしてリラックスした時間を過ごしました。
午後からはクラブ活動を行い、フットサルで汗を流したり、カードゲームで盛り上がったりと各々がそれぞれのクラブでの活動を楽しんでいました。
明日から掃除の時間にゴミ捨ての仕事をすることになり、私達が全研修生の中で最初にその役割になったので責任を持って溜まったゴミを捨てようと思います。
この海外研修航海も約3分の1が終わりました。研修中の1日1日がとても短く感じられます。残りの研修生活も全力で楽しんでみんなとたくさんの思い出を作っていきたいです。
14班集合写真
ブリッジから見る太平洋
揃いのユニフォームで活動するフットサル部
毎週金曜日はカレーライス
望星丸から見る夕日