航海日誌
02/16(土)
今日は海外研修航海が始まって1週間が経過しましたが、思っているほどの船酔いはあまりなく、順調に過ごせています。後、残り40日間ありますが、大きな期待と目標を持って、新たな世界に踏み出していきたいと思います。
今日から学生達はBLS(一次救命処置)の実技を日割りで行っていきます。また、洋上講座では、船長さん直々に望星丸の概容と船に関するお話をしてくれました。望星丸は、なんと45億円もかかっていて、世界中どこでも行ける船だそうです。実際、28回の海外研修航海では、127日間で世界一周を行いました。私達第50回研修航海学生は歴史ある望星丸に乗船している事を誇りに持ち、これからの海外研修航海を悔いが無いように過ごすと同時に、実りのあるものにしていきたいと思います。
【木下晃己、嶋翔平、矢内拓光、楠翔太、小林諒、片山哲平、冬木光陽】
今日から洋上講座が始まりました。最初の講義は荒木船長から東海大学の海洋調査船の変遷(歴史)と海外研修航海の道のりについて、様々な資料を用いてお話しがありました。さすが航海科3期生のOBということもあり、長い歴史が生き生きと蘇るようでした。研修学生も非常に熱心に聞いていました。また、今研修団の練習学生(海洋学部航海工学科航海学専攻4年生)の中にはお父様も練習学生として荒木船長と海外研修航海を経験した人もいるというエピソードからも、この海外研修航海の歴史と伝統を感じ、まさしく「未来へつなぐ航海」になっていると思います。個人的には「望星海山」の発見など、東海大学が海洋調査に果たしてきた功績を誇りに思うとともに、さらなる発展の一助となれれば良いと思いました。
午後はBLS(一次救命処置)の実技実習を班ごとに始めました。各班45分の取り組みでしたが、今日実施した女子学生の班は経験者も多くスムーズに取り組めました。未経験者には互いに教えあい、協力しあってAEDの使い方もマスターしました。
今日で研修が始まり1週間が経ちました。雪の成田に始まり「怒涛の一週間」でしたが、研修学生の多くは元気に過ごしております。一方、海上は昨日から少しうねりが入ってきてまだ船上生活に慣れずに苦労している研修学生もいますが、班員の励ましと医師・看護師の医療班の丁寧な回診により、もう少しで元気になれると思います。団役員の方は疲労のピークに達している人も多く、こちらも声を掛け合いながらなんとかやっております。
【団役員 廣瀬慎美子】
11班集合写真
荒木船長による洋上講座①
荒木船長による洋上講座②
BLS講習会
ピケトアン島を観察する研修生