航海日誌
03/02(土)
【団役員コメント:戸田 裕子】
午前6時半の点呼の時刻を迎える頃はまだ夜明け前で、月や天の川や流れ星、南の空には南十字星(サザンクロス)を眺めることができます。本日も後部甲板にて点呼・体操を済ませ、掃除と食事準備に取り掛かり、一日が始まりました。午前中は2コマの洋上講座が行われました。1コマ目はルーミィ先生による英語で「読む、書く、聞く、話す」をベースとした興味深い動画を観ながらの楽しい授業でした。ルーミィ先生の授業は研修生から人気があり、とても好評です。2コマ目は、高良先生(看護師)による講座が行われました。救命救急センターとそこに従事する看護師の役割等の紹介と、もし突然、大切な家族の生死に直面した場合、どう対処するかを皆で共に考えました。サポート参加の団役員も、普段の意識づけを再認識しました。
午後1時から1時半の間は、共に乗船している海洋学部航海工学科(航海学専攻)の練習学生を対象に、医療班の島村先生(医師)と高良さん(看護師)によるBLS(救命救急法)の講習会が行われました。参加者24名のうち約半数がAEDの使い方を体験済でしたが、万が一の時の対応について共通認識を持ち、安全への意識づけのために行いました。
その後の時間はクラブ活動が行われ、中でも3月8日にサモア国立大学との大学交流で披露するパフォーマンス部が、炎天下の中で積極的にダンスの練習を行っていたのが印象的でした。また、3月13日に研修航海の2つ目の行事である「赤道祭」に向けても、皆で協力して着々と準備を進めています。
本日で研修23日目が終了しました。折り返し地点です!
【11班コメント:木下晃己、片山哲平、矢内拓光、冬木光陽、小林諒、嶋翔平、楠翔太】
本日午前にルーミィー先生と高良さんの洋上講座がありました。ルーミィー先生の講座では、英語でレッドブルの歴史や経営戦略などを、動画を通して紹介していただきました。競技によっては見ていてヒヤヒヤするシーンもありましたが、各選手のパフォーマンスにはとても興奮しました。救命救急センターの看護師である高良さんの講座では、日頃の業務や大学病院の概要を教えていただきました。看護師としてのやりがいや辛いこと、普段の生活では聞けない話などを聞くことが出来ました。「自分の大事な人に万が一のことがあった時、あなたならどうしますか?」この問いかけに対して私はすぐに答えを出すことが出来ませんでした。正しい判断なんてものはなく、万が一の事態に備えて日頃から家族とその時どうするか話し合うことが大切であることがわかりました。
午後はクラブ活動の時間でした。相変わらずデッキは気温が高く、日焼け対策も欠かせない状態で、フットサル部は活動時間を繰り下げて暑さ対策をしながら活動しました。
夜の点呼では本日で航海日が折り返しであることを告げられ、この航海もあっという間に時間が過ぎていくのを感じました。残りの航海も大きなトラブルなく安全で楽しい日々にしていきたいと思います。
11班集合写真
洋上講座(ルーミィー先生)
洋上講座(高良先生)
クラブ活動(パフォーマンス部)
練習学生対象BLS講座