航海日誌
02/17(日)
【団役員コメント:石 岩】
タヒチを出港してから6日、9日目の研修となりました。昨日バウンティ号の反乱で有名になったイギリス領Tubuai島の出現を除き、望星丸は船舶も海鳥もない一望千里の大海原でイースター島に向かって疾走しています。
本日は風が強いこともあり、朝の点呼と体操が食堂で行われ、午後のクラブ活動も海洋観測部以外は中止となりました。午前中には、昨日から始まったBLS講習の続きが行われ、医師の島村団役員、看護師の高良団役員から3つの班の研修生が心肺蘇生法や人工呼吸、AEDの操作方法の指導を受けました。
研修生達は、2月9日の出発以来、積み重ねた疲れや船酔いから回復しつつあり、元気な姿が見られるようになりました。フリータイムでは、ほとんどの学生が食堂に集まり、トランプ、オセロ、将棋などで交流を深めたり、読書、学習で自分の時間を過ごしています。
【5班コメント:三辺捺美、杉山優、坂井果歩、木下優子、徳長悠、宮原冴佳、大泉舞華】
今日は出航してから初めての日曜日で、朝食にホットティーとカリーパンがでました。
昨日からBLS(一次救命処置)が始まり、班ごとに心臓マッサージや人工呼吸、AEDの練習を行いました。命に関わる重要なことなので、一人ひとりが真剣に医療班から方法を教えていただきBLSの手順を覚えて一連の流れを班員で行いました。いざ実際に行ってみると、体力と神経を使うことが分かり、周りの人と協力し責任を持って行動できるようになることが大切だと思いました。
午後は部活動の予定でしたが、悪天候のため海洋観測部を除いた他の部活動は中止になりました。外で活動することもできなかったため、室内でカードゲームや折り紙などの遊びを行い他の班との交流を深めました。海洋観測部は、望星丸乗組員の三等航海士の川崎竜太さんにブリッジの中の機械の操作を教えて頂きました。普段の生活のなかでは教えてもらうことのできない知識を学ぶことができました。
明日は洋上講座があるのでしっかりと話を聞き、様々なことを吸収できるようにしたいです。しばらくは悪天候が続くといわれているので、天気が回復して無事にイースター島に上陸できると良いと思います。
5班集合写真
BLS講習
海洋観測部のブリッジ見学
誕生日の学生を全員で祝福
朝食